ローズカラーのダイヤルを配したグラスヒュッテ・オリジナルの2021年最新作だ。
2016年にグラスヒュッテ・オリジナルから発表された新ムーブメント「Cal.36」は、このドイツブランドに大きな注目を集めた。コスモポリタンなデザインを得意とする同社にとって、見ための美しさに加えて、C.O.S.C.クロノメーター認定基準を上回る精度を実現したムーブメントが発表されたことは、非常に喜ばしいことだった。パーツには、シリコン製ヒゲゼンマイも採用。それ以来、同社はこのムーブメントに改良を重ね、様々な複雑機構を搭載してきた。そして、Cal.36の発表から1年後の現在、セネタ・エクセレンス・パーペチュアルカレンダー が登場したのだ。今回はその最新モデルをご紹介する。
新作のセネタ・エクセレンス・パーペチュアルカレンダー ・リミテッド・エディションは、スマホ上でもその鮮烈な美しさが際立っている。このモデルの主役は、間違いなくガルバニック加工を施したローズオパーリンの文字盤だろう。これまでとは異なる個性を放っている。
もちろん、このモデルが100本の限定モデルであることを考えれば、それは重要なことだ。このローズの色合いに加えて、本機にはダークブルーのアリゲーターストラップ(メタルブレスレットもあり)を中心としたブルーのアクセントが効いている。文字盤には、手作業によってブルーのローマ数字インデックス、ブルーの針、そして月、日付、曜日、ムーンフェイズの小窓の背景にもブルーが施され、ブランドのロゴに至ってもブルーでプリントされている。
ステンレススティール製のケースは、42mmと大きめだが、扱いやすいサイズで、ケースの厚みは12.8mmとなっており、カジュアルな雰囲気を醸し出している。
この時計の内部には、永久カレンダー機構のために作られたCal.36の最新版であるCal.36-12を搭載。前述のシリコン製ヒゲゼンマイが採用され、100時間という驚異的なパワーリザーブが備えられている。そして、何よりも素晴らしいのはこの時計は2100年まで日付調整する必要がないこと。これはかなり素晴らしい。
通常、永久カレンダーの限定モデルにわくわくすることは個人的にはあまりないのだが、頑丈なダイビング用ツールウォッチにわくわくするのと同じように、このモデルには愛すべきものがたくさん詰まっていると思う。私の場合は、何といっても文字盤だ。
ローズオパーリンのカラーリングが選択されたことで、それまで時計の精度やムーブメントの製造について真剣に語っていた同社のテイストが、少しだけリラックスしたものになった。いろいろな意味で、この文字盤、そしてコントラストの強い色を用いた全体的な外観は、深みのあるピンクやオレンジの色合いからいつか見た夕焼けを思い起こさせる。SNSでシェアしたくなるような、あの夕焼けだ。
【関連記事】:http://minoru.top/
- 作品名
- グラスヒュッテ・オリジナル セネタ・エクセレンス・パーペチュアルカレンダー ・リミテッド・エディション
- 登録日時
- 2021/11/02(火) 10:28
- 分類
- 未分類
福岡県の高級ブランド情報 URL 2021年11月05日(金)11時30分 編集・削除
世界のファッションやコレクションをはじめ、ファッションモデルやビューティ、ジュエリーなど、 ファッショントレンド、コーディネートをご紹介。